< 鶴の待つホーム>


山岳の本を電車で読み返すのだが
鶴と通勤するのは難しいと思う
怯えて 満員の乗客を傷つける恐れがあるからだ

満員の乗客が さわぎだして・・・・
駅員が僕に質問するだろう
「病気か?]と
僕はすこしでも長く鶴といたいので
毎朝いっしょに駅まできて ホームの屋根に鶴を留ま
らせて会社へいく

海抜 8,000メートル

ヒマラヤを越えてきた一羽が 市営住宅の屋上で僕をみおろしていた

その日から 空が高くなった