VOLCANO TREKKING
ボルケーノを歩く  -2002年3月4日(1)-

キラウエア・イキ・クレーターを歩く
いい天気に恵まれ、気持ちいいトレッキング
翌朝起きると、キラウエア・ロッジの庭からは、鳥のさえずりが聞こえた。昨日とはうって変わって「晴れだ!」。
さっそくレストランで朝食をいただく。キラウエア・ロッジの朝食は「パパイヤかオレンジジュース」、「パンケーキか、トースト&ベーコン&エッグか、フレンチトースト」「コーヒーか、紅茶」と選択していくスタイル。ビュッフェではなく、サービスしてくれる。とてもここちよい朝食タイムだった。

 食事を終え、ロッジの敷地内をちょっと散歩したあと、車にスーツケースを積み込んで、出発した。今日は朝9時にトレッキングガイドのフクさんと待ち合わせしているのだ。ボルケーノ国立公園内にはいくつかのトレッキングコースが整備され、ガイドなしでも歩くことは可能だ。でもアメリカの国立公園は最低限の案内表示しか出していないし、天候が悪いと道を逸脱してタイヘンなことになる。のんびり2はトレッキングになれているけれど、ちょっとなまけもので、よくわからないとコースを引き返しちゃったりもする。というわけで、コースを気にせず、楽しい説明も聞きながら歩けるならば素敵だなあと思い、フクさんにガイドのお願いをしたのだった。


 待ち合わせのビジターセンターに行くと、ほどなくフクさんがやってきた。今日は神戸からやってきた一人旅のヨウコちゃんも一緒だ。彼女は朝ヒロから車を飛ばしてきたらしい。私たちはフクさんに朝一番のトレッキングをリクエストしたのだが、あとでわかったことには、コナ方面からの客や、パッケージツアーのガイド予定が入っていると、朝9時出発は対応がむずかしいそうだ。ちょうどこの月曜日はフリーで、しかももう一人のリクエストがヒロからということで、実にうまい具合に朝9時スタートが実現した。しかも、めちゃくちゃいい天気なのだ。すごくウキウキしてきた。
スタート
トレッキングがスタート。サーストン溶岩トンネルの近くがスタート地点だ。今日は絶好のコンディションの上、歩くのが好きなゲスト3人ということで、フクさんは2つのクレーターを案内してくれることに。
熱帯雨林
熱帯雨林の中を歩く。火山のすぐそばに、こんな雨林があることは意外な感じもする。ヒロからこのあたりまでは雨が多く、シダ、ショウガ、オヒアの木をはじめ雨林がうっそうと茂っている。ちなみに同じキラウエア・イキの周りでも、正反対の側になると雨が減り、植物もアメリカ西海岸あたりの植生に似てくる。
キラウエア・イキ・クレーター
このクレーターを歩いて横断した。直径2キロほど。イキというのは「子供」という意味だそうだ。約40年前にはここがはげしい噴火を起こした。
 トレッキングコースの目印は、積み上げられた石だ。うっかりコースをはずして、霧がでたら怖い。ゆっくり楽しく歩くのだが、場所によっては、足元から熱を感じる。地球が生まれた頃は、あちらこちらでこんな状況だったのだろうか。自然の中に生かされている自分をまざまざと感じた。
反対のほうから降りてきた欧米人の人たちとすれちがうこともあったが、日本人には一人も会わなかった。
湯気が出ているが、日本の火山とは性質が違い、硫黄の臭いはまったくない。
クレーターに咲く花
クレーターの中にもオヒアの木などの植物は存在する。経験豊富なフクさんは花や木の特性についてもいろいろ教えてくれる。20年歩きつづけていると、植物の変化(たとえば、最近進出著しい植物や、減っている植物、新しい植物など)もわかるそうだ。
こりゃ〜でっかい!キラウエアカルデラ
ボルケーノハウスから見たキラウエア・カルデラ。晴れていればすっきり全容が見える。とにかく大きい。
多くの日本人観光客はこの景色だけ見て、立ち去っていく。ちょっともったいない気がする。私たちはこの巨大なカルデラも少し歩くことができた。
キラウエア・カルデラを歩く
直径5キロもあるクレーター「キラウエアカルデラ」を少し歩いたときのショット。ひたすら広い。キラウエア山の山頂は後方の高台なので、このクレーターは正真正銘のカルデラ(山頂にあり、直径2キロ以上のものだけが、カルデラと呼ばれるそうだ)。

中央がフクさん,右がヨウコちゃん。今回のコースにかぎらず、もっと長距離のコースなど、いろいろアレンジしてもらえるそうだ。次のハワイ島旅行の時もリクエストしたいな。


なお旅程が決まる前にフクさんに問い合わせすれば、宿泊場所などについても的確なアドバイスをくれる。


NEXT