FRANCE
 のんびり2のパリ歩き(1997.6)
パリはとっても素敵な街。
自由行動の時間を、どう過ごすかはあなた次第。
美術館、カフェ、名所旧跡・・・楽しめる場所はたくさんある。
もし1日半だけ、自由時間があるとしたら・・・。
パリを知る人(の勤める会社の社長)に「ベルサイユ宮殿へ行くのはどうですかね」と聞くと
「日本でいえば雷門みたいなもんだからねえ。パリの街を歩いたほうがいいよ」と一言。
アド
バイスされたエリアの名前を書きとめ、いざパリへ。
今回はお仕事仲間がともに楽しむ招待旅行のひとコマである。


パリはビストロ
 パリに着くと夕方だった。・・・といっても6月は太陽が沈むのがおそくて、外はまだ十分に明るい。
 ホテルニッコードパリの部屋でひとここちつくと、夕食を食べたくなった。すると今回一緒に旅したシヅちゃんがすかさず旅行ムックを持ってやってきた。「ゆきさん、この店に行きましょうよ。」とこじゃれたビストロをチェックすばやく添乗員さんを通して、予約してくれたので、シヅちゃん、ダンナのマツバくん、そしての4人は歩いて店に向かうことにする。
 地図をたよりに歩くこと20分以上。「大丈夫かな〜」、「こっちでいいのお〜?」なんていいながら、裏路地を歩きつづけて、なんとか小さなビストロにたどり着いた。
 『L'OS A MOELLE』というお店。ホテル・クリヨンのアンバサドールやタイユヴァンで修行したシェフが開店した・・・と本には紹介されている。団体客はとても入れない小ぶりな店構え。これこそパリらしいわ・・・と感動。店員さんのサービスもいいし、料理もおいしかった。
 街が暗くなるころには(8時頃)、店は満杯。たいへんな繁盛ぶりだった。

『L'OS A MOELLE』の前で
シヅちゃんと

パリは地下鉄
 翌日はまる1日自由行動である。のんびり2は「待ってました」とばかり、地図を携えてホテルを出発。シヅちゃん夫婦は「バカラの美術館に行きまーす」といっていたので別行動。あの夫婦のことだから、たぶんタクシー飛ばしてブティックめぐりもふんだんにするに違いない。
 てくてく街歩きののんびり2は、今日の目的地として、モンマルトル、シテ島、カルチェラタン、サンジェルマン・デプレと決めて、まず地下鉄の駅へ。窓口に向かったはとつぜん「アン カルネ、シルブプレ」とフランス語を使った。びっくり。カルネという10枚セットの切符を買っただけなのだが、急には尊敬のまなざし。聞けば、大学時代、フランス語を選択していたらしい。
 パリの地下鉄は料金も均一で、カルネを買って、路線図さえ持っていれば、とても利用しやすい。
さあ、まずはモンマルトルへ。
 

東京の地下鉄よりずっとわかりやすい

モンマルトル
 パリでもっとも高い丘はモンマルトル。まずはここからパリの街を一望しよう。地下鉄の駅から、ほどないところに丘への階段はある。
 丘の上にあるサクレクール寺院はとても美しい。中に入ってしばらくミサを聞いていたが、とてもいい雰囲気。巨大すぎるノートルダム寺院よりにとってはお気に入りの場所だ。

モンマルトルの丘からの眺め

サクレクール寺院
 サクレクール寺院からすこし路地を歩くと、テルトル広場に出た。似顔絵描きが集まり、芸術の都パリらしい雰囲気あふれる広場だ。絵描きさんたちの作品を見てまわる。作風が好きな画家、ちょっとパスかなという画家・・・いろいろだ。時間があれば、好みの絵描きさんに自分の似顔絵を描いてもらうのも、きっとおもしろい。広場付近を歩いていると、キャッチセールスさながらに、「似顔絵いかが?」と声をかけてくる絵描きさんもいる。
 広場にはカフェもある。カフェに腰掛けて、にぎわう広場の雰囲気を楽しむのも最高だなあ。

 

テルトル広場で似顔絵はいかが
 さらに裏のほうへ歩いていくと、ピカソ、ユトリロ、ゴッホなど有名なアーティストたちのゆかりの店、被写体、アトリエなどが点在している。ぜひ歩いて見つけてみて。
  ふらふら歩いていると、美しい階段のある場所にきた。パリの風景を撮ったポスターなどで、よく見かける階段だ。この階段あたりは静かで、アパートメントを借りて暮らすのによさそう。パリはすこし住んでみてこそ、よさがわかるのだろうな・・・と感じた。

ユトリロの絵の題材になったことで有名なレストラン
    『ラ・メゾン・ローズ』


ゴッホが住んでいた家の前に
掲げられている看板。
いまでも普通に使われている
アパートメントだ。
ドアが開いて中から
人が出てきたのにはびっくりした

かつてのダンスホール
ムーラン・ドゥ・ギャレット

ルノワール、ゴッホ、
ユトリロの作品に描かれた

ピカソやユトリロが常連だったシャンソニエ
 裏路地を歩きまわって疲れたので、小さなパンケーキ屋さんに入ってランチを食べる。めずらしく店員さんが英語で応対してくれた。(フランス人は日本人と同じくらい英語が苦手だと、フランス留学した人が言っていたけど。)

 食事を終えると、モンマルトル墓地へ。日本で墓地と聞けば、火の玉でも飛んできそうで、お墓参りでもなければ行かないよね。でもフランスではモニュメントみたいな感じで、有名人の墓のある墓地は観光スポットなのだ。モンマルトル墓地には、映画監督フランソワ・トリュフォーとか、スタンダールなどが眠っている。お墓を探すのはけっこう大変。見つけた時は、ちょっとうれしい。

モンマルトル墓地
 地下鉄に乗ろうと駅を探していたら、かのロートレックの絵で有名なダンスホール、ムーランルージュを発見。昼間だからネオンもなくてちょっと拍子抜け。話のネタに、一度くらいはここのフレンチカンカンをみてみたいものだ。
 このあたりはあんまりガラのいいところではないようだ。

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